介護職の適性と資格について

高齢化が進む昨今、65歳以上の高齢者は全人口の4分の1を占めています。
そんな中で、介護職はますます需要が高まっていますが、重労働できついというイメージが定着していることもあり、慢性的な人手不足が続いています。

たしかに介護の仕事はハードであり、激務の上に薄給であるブラックな介護施設は少なからず存在します。
ただその一方で、高齢者の役に立っていることを実感できたり、相手から感謝されることがうれしくて、介護の仕事に長く携わっている人たちもいます。

仕事がきついかどうかは、その人の感じ方で大きく変わってくるものです。
人のお世話をすることに抵抗がなく、人と関わることが好きな人であれば、介護職に向いていると言えるでしょう。

また、介護職は未経験者が参入しやすいことも魅力の一つです。全く違う業界から介護職に参入してくる人は多くいます。
もし、介護現場で介助をするためには、介護職員初任者研修の資格が必要です。実際、ハローワークの求職者支援制度を利用することで、受講料無料で介護職員初任者研修の資格を取得できるといったサポートもあるため、調べて活用されるといいでしょう。ちなみに、介護職員初任者研修の取得にかかる期間は、真面目に勉強して3か月程と言われています。

介護職の資格には、他に実務者研修、介護福祉士などがあります。実務者研修は介護のスクールに通い450時間以上の研修を修了することで取得できます。
介護福祉士は国家資格です。実務者研修の資格を取得しており、介護施設での実務経験が3年以上ある人であれば、介護福祉士の試験を受けることができます。介護現場の最前線で頑張りたいと考えているのであれば、ぜひ持っておきたい資格です。